円柱状のポスト

細かいことは気にしない!
手紙の書き方の基本   
すぐに使える例文

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手紙の書き方講座がおすすめです

手紙を書こう!と思ったとき、相手に失礼がないように、マナーや書き方を考えると思います。
そう考えるのは相手を思いやっている証拠。素晴らしいことだと思います。
ですが、それが足かせになって書くことが苦痛になってしまっては本末転倒。
ここでは、よく言われる昔からの手紙のマナーではなく、現代のマナーでの手紙の書き方をご紹介します。
慣れてくれば、はがきであれば1枚5分程度で書けるようになります。

あて名書き

宛名が書いてある封筒

封書

裏面の差出人の部分をプライバシー保護の観点から記載しない方がいらっしゃ裏面の差出人の部分をプライバシー保護の観点から記載しない方がいらっしゃいますが、切手の料金不足の場合に相手方へ請求されてしまう恐れがあります。また、あて先不明の場合などに返送されませんのでしっかりと記載しましょう

[郵便番号]
おもて:枠が印字されている封筒の場合は枠内に、ない場合は封筒上部の中央より右寄りに記載。「〒」はなくても大丈夫です。
うら:封筒の裏面にご自身の郵便番号を書く場合、位置は住所の上部でも、下部でもどちらでも構いません。

[あて先(住所)]
都道府県名から記載することが望ましいですが、親しい場合は「市」もしくは「区(町)」から書き始めても問題ありません*。 マンション名、ビル名は改行すると見やすいです。(はがきのあて名を参考にしてください)
また、「丁目」「番地」「号」の地番の書き方ですが、「-(ハイフン)」「の」「ノ」のどれを使っても差支えありません。
*その際は、郵便番号が正しく記載されていることを確認してください。

[あて名]
封筒の中央の行あたりにあて先よりも大きな文字で書きましょう。
相手のお名前は間違えないように、しっかりとチェックしましょう。
個人にあてた場合は「様」、企業・団体・部署に宛てたものは「御中」を使用します。

[日付]
消印から分かるので記載しなくて構いません。

宛名が書いてある封筒

はがき

[郵便番号]
枠が印字されている封筒の場合は枠内に、ない場合は封筒上部の中央より右寄りに記載。「〒」はなくても大丈夫です。
封筒の裏面にご自身の郵便番号を書く場合、ご自身の住所の下部に記載します。こちらも「〒」はなくても大丈夫です

[あて先(住所)]
都道府県名から記載することが望ましいですが、親しい場合は「市」もしくは「区(町)」から書き始めても問題ありません*。
マンション名、ビル名は改行すると見やすいです。部屋番号は地番の後に省略して記載することも可能です。「丁目」「番地」「号」の地番の書き方ですが、「-(ハイフン)」「の」「ノ」のどれを使っても差支えありません。
住所が長く、改行が必要な場合は、町名や番地の途中で改行したりせず、区切りのよいところで改行しましょう。
*その際は、郵便番号が正しく記載されていることを確認してください。

[あて名]
封筒の中央の行あたりにあて先よりも大きな文字で書きましょう。
相手のお名前は間違えないように、しっかりとチェックしましょう。
個人にあてた場合は「様」、企業・団体・部署に宛てたものは「御中」を使用します。

切手の貼り方

ハガキ

切手は1枚しか貼ってはいけないもの?
ー いいえ、複数枚貼っても大丈夫です

切手は金額を組み合わせて複数枚貼っても問題ありません。
スペースが許せば、複数枚貼ることで、あて名面もぱっと明るくなりますね。
また、貼り方もまっすぐに貼るだけではなく、バランスよく配置すれば受け取った相手も楽しんでいただけることでしょう。

ただし、破損・汚損した切手の使用、表面と裏面にまたがる様な貼り方はできません。
切手の上からセロハンテープを貼ることも厳禁です。

マナーを守って楽しんでください。

本文の書き方

拝啓~敬具は必ず必要ですか?
ー いいえ、普段のやりとりでは必要ありません

いざ、手紙を書こうとすると、「拝啓」「敬具」に代表されるマナーが気にかかると思います。
ですが、想像してみてください。「拝啓~敬具」はないけれど、その人が感じれられる文字、言葉で綴られた手紙を読んだとき、どのような気持ちになりますか?
形式に則っているかというよりも、手紙が届いたこと、素直な気持ちが綴られていることに心が動くのではないでしょうか。
形式を気にして、例文を書き写すだけになってしまったり、手紙(メール)を出さないことの方がマイナスだと感じませんか?

手紙は
①宛名
② あいさつ (時候のあいさつ)
③ 本文
④ 結び
⑤ ご自身の名前
で書くことが可能です。

便箋の手紙2通
カトレアの花

手紙、メールに使えるフレーズ集

【時候のあいさつ】

時候のあいさつは普段の手紙、書くスペースが限られたハガキや一筆箋であれば書く必要はありません。
便箋の柄などで季節を伝えることができます。
とはいえ、目上の方などに書く際はちょっとした季節のひとことを添えたくなるものですね。
難しく考えず、近所の方と出会った時のように「こんにちは。今日は暑いですね。」「今日はさわやかな陽気ですね」など普段の会話のように行事、お天気(気候)、今日感じたことなどを綴ればOKです。
ビジネスの場合は、メールなどと同じように、「いつも大変お世話になり、ありがとうございます。」「日ごろはありがとうございます。」でも書き出しは充分です。

以下に月ごとの例文を載せておきますので、組み合わせたりして、ご活用ください。

●1月
あけましておめでとうございます。穏やかな新春をお過ごしのことと存じます。
冷たい風が吹く、寒い一日でした。(〇〇様におかれましては)寒さに負けず、お元気にお過ごしのことと存じます。
寒い日が続いておりますが、お元気でいらっしゃいますか。

●2月
暦の上では春とは言え、まだまだ寒い日が続きます。いかがお過ごしですか。
陽射しに春の気配を感じるようになりました。春も近いですね。
今日、うぐいすの声を聞きました。春を感じています。

●3月
近所の桜のつぼみがふくらみ始めました。今年はお花見の予定はありますか?
今朝、外へ出たら春の香りがしました。みなさまお変わりございませんか。
ひと雨ごとに寒さも緩みます。雨が春を連れてきてくれますね。

●4月
うららかな春の陽気となりました。お変わりありませんか。
花冷えのする日が続いています。みなさま、お元気でいらっしゃいますか。
春のあたたかい陽射しを感じています。明るい毎日をお過ごしのことと存じます。

●5月
緑きらめく新緑の季節、お健やかにお過ごしのことと存じます。
風になびく鯉のぼりから、エネルギーをもらえるように感じます。いかがお過ごしですか。
明るい陽射しに気持ちも弾みますね。伸びやかにお過ごしのことと存じます。

●6月
スーパーで青梅を見ました。今年は梅酒づくりを再開です。
こちらでは、梅雨入りが発表され、雨の季節の始まりです。いかがお過ごしですか。
紫陽花が美しい季節ですね。雨を楽しむ時季ををいかがお過ごしですか。

●7月
もうすぐ七夕ですね。(〇〇様は)短冊にどんなお願い事を書きましたか。
今朝、蝉の鳴き声を聞きました。夏の到来を感じています。
大暑を迎え、夏祭りや花火大会が楽しい季節になりました。夏の始まりですね。

●8月
暑さ厳しき折、お変わりありませんか。
うだるような暑さが続いております。暑さをいかがおしのぎですか。
暦の上では、立秋を迎えました。気温の方も、秋の訪れが待ち遠しいです。
晩夏の候、陽射しもいくぶんやわらいできました。

●9月
秋の気配を感じるころとなりました。お変わりありませんか。
夜に響く虫の声に心が和みます。みなさま、お変わりございませんか。
秋はおしゃれが楽しめる季節ですね。毎日を素敵にお過ごしのことと存じます。

●10月
すがすがしい秋空のもと、コスモスが咲きはじめました。秋をいかがお過ごしですか。
食欲の秋。秋の味覚を楽しんでいらっしゃることと存じます。
清らかな青空が続いています。お元気でお過ごしのことと存じます。

●11月
街路樹が秋色に染まっています。毎日の愛犬の散歩が楽しみです。
深秋のみぎり、いかがお過ごしですか。こちらは紅葉が見頃を迎えています。
鍋物が美味しい時季がやってきましたね。

●12月
早いもので、今年も最後の月となりました。お変わりなくお過ごしですか。
大雪の候、冬の寒さが増してきました。お元気ですか。
街がイルミネーションで華やかですね。クリスマスムードに心が弾みます。